山本の備忘録

こんにちは。WEB制作会社YAMAMOTO STUDIO所属のWEBデザイナー山本です。

29歳にイラストやフォトグラフィック素材制作BLACK SHIVAを開設し、30歳の時にWEB制作会社YAMAMOTO STUDIOとして独立しました。

今年はBLACK SHIVA,YAMAMOTO STUDIO共に10年を迎え、私も40歳を迎えます。この10年、様々なお客様と出会い、様々な職種のWEBサイトを制作してきました。ユーザビリティー、アクセシビリティー、SEOを考えたホームページを心がけ、お客様の良きパートナーとして常に安心感を与えることのできるデザイナーをめざし、頑張ってきました。

もちろん私だけが頑張ったのではなく、お客様の理解ある優しさに支えられ、私は幸せな10年をお客様と一緒に二人三脚で歩くことができた、本当に良い10年でした。

ですが、スマートフォンやIPADなど、10年前のPCだけのデザインとは違い、多媒体に対応するレスポンシブデザインが必要とされ、この10年の間にWEBデザイン技術は飛躍的に向上し、およそ数か月で生み出される新しい技術に奔走させられる日々でもありました。

制作する金銭面や納期を考えた場合、古い技術で作られたサイトを新しい技術で制作したサイトにすぐに切り替えられるお客様ばかりではありません。古い技術に、金額的にも抑えたサービスを付加したり、技術とブラウザの対応が一致せず、ハック技術などで切り抜けたりと、苦労は絶えませんでした。私は、休日やプライベートを返上し、PCに日々向かい、集客問題・デザイン問題に奔走してきました。きつくなかったのか?と聞かれて、きつくなかったといえば嘘になるでしょう。

ここまで来て感じること。集客と納期ばかり目が向いて、技術の根幹のしっかりした部分が出来上がっていないような気がしています。その時その時の切替しや対応に追われ、「どうしてこうなったのか?」という問題点の根幹をみつめなおすことをせず、ごまかしてきた部分が、今でも技術面やデザインで躓いてしまう原因であると考えています。

そこで「山本の備忘録」。若い頃の私も技術面でも制作面でも「困ったなぁ。。。」と躓いていました。懐かしいデータの中には乱雑にメモ帳を残しており、わかってしまえば簡単なことも、当時は一日がかりで悩んでいたものが沢山出てきました。

どうやら私も少し歳をとり、アウトプットなくして新しい技術も頭に入らなくなってきています。

あくまで山本自身の狭い能力と、自身にわかり易い幼稚な説明の仕方で掲載しているので、もっといいやり方があるよ!という意見や、いや、その考え方、間違っているよ?という意見がありましたら、お気軽にご連絡ください^^

40歳という岐路を迎えた今、真摯に一度自身の仕事とまっすぐに向き合ってみようと思います。

by 山本